創作バースデイプレゼント

その思いつきの起源は、数ヶ月前、友人のATRIER GRIZUというデザインユニットのお宅に遊びにいった時のこと。
彼の息子がちょうど誕生日だったのでフランス人の父グリが彼にプレゼントを渡しました。それがなんと自作のLEGO宇宙船。

宇宙船
パッケージ

息子がスターウォーズLEGOにはまっていたそうで、家にある数々のパーツをオリジナルでこっそりグリが作りあげ、撮影し、箱まで作る凝りよう。4年くらい続けてるそうで、前のも見せてもらいましたが、どれもカッコイイ!息子も楽しみにしているそうで、なんて素敵な父!と感動しました。

そしてこのほど、我が息子も5歳の誕生日。
ちょうどうちの子も最近スターウォーズLEGOにはまっていました。

こりゃ作るっきゃありません。

グリのは巨大宇宙船でしたが、我が家のLEGOパーツはまだまだ少なかったので、小さなものを作ることにしました。
ロボットなり怪獣なり色々作る対象はいろいろあったのですが、誕生日には息子の懇願してた他のスターウォーズLEGOを買ってあげることになっていたので、それに合わせてスターウォーズの世界観で作ることにしました。いっしょに遊んで作ってた時に出来たロボットをもとに、それだけじゃ小さいから、変身したり(トランスフォーマーとかも息子は好き)、合体したりするようにして誤摩化そうと思い、「ロボットが変身する!」「ロボと乗り物が合体して別の乗り物になる!」という作戦にしました。

ロボット(ドロイド)
デザートモービル
ドロイド+モービル

さて、うちの子に「飾って楽しむ」という概念はまだないので、組み立てたものを渡してもすぐにわざと壊してしまいます…。楽しんでくれればまぁ良いわけですが、たまにその刹那さを憂うほど。きっと彼にとっては説明書を見ながら作ること自体が一番の楽しみなのでしょう。なので、完成品ではなく、説明書つきのパーツ状態で渡すことにしました。オリジナル通りイラストで説明書を作ろうとしましたが、そんな時間は到底なく、写真でつくることに。自分も作り方なんて覚えていないので、完成品を1パーツずつ分解し、撮影し、の繰り返し。ロボット編、乗り物編、合体編と何枚撮影したことでしょう。
そしてそれをKEYNOTEでプレゼ資料を作るかのように25枚を超える説明書作り。はっきり言って大変でしたが、やっぱり何かを作るのって楽しいものです。A4コピー紙しかなかったのが残念。。

説明書

その次はパッケージ作り。
今回のパッケージ作りはPhotoshop, Illustratorが使えてよかったランキングBest3(プライベート編)に入る出来事だったかもしれません。仕事で使っててよかったです。他のLEGOもいっしょにあげるのでオリジナルパッケージを極力再現しました。再現しすぎて製品と代わり映えしないのがやや残念。次はもうちょっとオリジナルで攻めたいと思います。あと、何気に厚紙を切って、出力したのを貼って、箱を折るのが一番大変でした。
ロゴとかには遊び心を少々(LEGO→FUTOは息子の名、STAR→SATORUは私の名、対称年齢&製品番号→3/12/2001は誕生日)。5歳の子には全然分からない完全自己満足の世界ですね。

パッケージ表
パッケージ裏
5歳記念です

そして誕生日当日、色んな人から本物3つ、自作1つの計4つのLEGOを手に入れ飽和状態の5歳児。キャパシティーを完全に超えていた感じでしたがとっても満足そうでした。
Happy Birthday!


ところで、こんなサイトがあります。
LEGO.CUUSOO.com
自作のLEGOを投稿して、10000人以上の賛同を得られたら、LEGO社が商品化!という素敵なプロジェクトです。
メーカーがカスタマーやファンをこうやってサポートしてくれるのって良いですね。
あ〜、やっぱりLEGOは楽しいな。  (satolulu)