熱さまシート


先日、子供が熱を出しました。
熱を出した時はこれです「熱さまシート」。
ちょうど無くなってしまったので近くの薬局に買いにいったところ驚きの発見!
ななんと、ピンクver.があるではないか!
ひんやりジェルと言えばブルーのイメージしか無く、なんとなく冷たくなりそうだし、その色に違和感も疑心も微塵もいだきませんでした。
なんだろうこのピンクは?ちょっと効き目がソフトなのかな〜なんて思って箱を見てみると、なんと効果はブルーと全く同じ。まさかの単なるカラーバリエーションなのです。
そこにカラーリングデザインが入るかーと個人的にはかなりの驚きだったのです。

さっそくHPを見てみると2008年と結構前から販売されていたそうです。
全然しらなかった…。いまさらですいません。
なんでも一応サーベイを行い、圧倒的な票数でピンクがダントツトップの結果となり、採用となったようです。
うちの子は男の子なので普通にブルーを買ってしまいましたが、女の子だったらきっとピンクを買ってしまっていたでしょう。

なぜ機能が全く同じなのにピンクを設定したのか?
いっしょだったらブルーでいいじゃん?ピンクジェルなんてなんかちょっと清涼感なくて気持ち悪いなーなんて一瞬思ったのは事実ですが、よくよく考えるとその意味が分かってきます。

まず、女性の圧倒的ピンク人気。
ピンクはもはや日本市場全カテゴリーにおいて魔法の色といっても過言ではないはず。そしてこの商品を使うのはだいたい気分の滅入っている時である。そんな時にこの大好きな色で少しでも気分が穏やかになるようにカラーセラピー的効果が期待できる。お姫様願望&プリキュア好きの小さい女の子ならさらに効果絶大だろう。実際、好き嫌いに関わらずピンクは人にとって癒しをもたらすヒーリング色でもある。

次に、差別化。
やはりひんやりイメージと言えばブルー。競合他社の多くはブルー系。そんななかのピンクは目を引くのです。
(スポーツ飲料は青が常識の中、赤で押し出したアミノ系飲料のようなもの)
実にこの「熱さまシート」は市場の6割シェアなのである。あとは「冷えピタ」くらいは頭に浮かぶが、現状トップシェアなのである。そんな中、更なるブランドの拡大を狙ってピンクを投入したとの事。トップシェアに甘んじない態度が素敵です。

見た目を気にするところではないはずの医薬消耗品というカテゴリー。
ほぼ100%性能のみが選択肢となりうるはずのそのカテゴリーの中でカラーバリエーションという戦略を投じていた事に「色」の魅力をまた一つ発見しました。
どこかで誰かがピンクがなくてもきっとこの商品を買っているでしょう。なぜなら熱を冷ますという明確な目的の為に必要だから。
でもピンクがあることで「少し嬉しい気持ち」で買い物をする人をどこかに生み出しているんだと思います。
先ほど「女の子だったらきっとピンクを買ってしまっていたでしょう。」なんて書いたのがまさにそうで、やはり小さな子供に少しでも元気を出してほしいというのが親の心情。もし女の子なら「こっちの方が喜ぶかな…?」なんて考えちゃうと思うのです。

確かに病院のカラーリングや、医療用具のカラーリングというのもかなり患者に影響を及ぼしていることを踏まえると、これはその縮小版で、実は案外必然的なのかもしれない。
(satolulu)

小林製薬HP