インテリアライフスタイル展

 現在、東京ビッグサイト 西1・2・4ホール + アトリウムにてインテリアライフスタイル展が開催されている。昨年に引き続き、DYNAMIX DESIGN NEWSでは視察をおこなった。

 昨今、CO2排出による温暖化により環境問題に対する意識が高まり、また三月の震災による原子力発電所の相次ぐ停止、再開延期により電力不足が日常生活に重くのしかかり節電意識が否応なく求められている状況の中で開催された。それにも関わらず、イベント自体の活気は昨年とほぼ同等と受け止めている。むしろ、こういう時期だからこそ、ライフスタイルを豊かにするという意識が高まっていると感じられた。

 まだ震災直後と言うこともありソーラーパネルなどを使った商品は限られていたが、来年のインテリアライフスタイル展では節電グッズが多く出てくると予想される。

 今回は、以下の2点について着目した。

1)エコカラーはナチュラルからエロスへ(生命への欲求)
 昨年までエコの代表するカラーとしてグリーンを中心としたナチュラルカラーが多く見ることが出来た。今年はパープルやマジェンダ、ピンクといった色域にシフトしてきている。また、人の肌を感じさせるナチュラルウッドも多く目立っていた。

 パープルやマジェンダ、ピンク、またナチュラルウッドは、グリーンと比較してエネルギッシュでエロスを感じさせるカラーである。

 つまり、地球を擬人化して環境汚染によって痛めつけられ可哀想という“地球を大事にしよう”的発想から、そもそもダメージが大きいのは自分たちそのものであるとうい素直な立ち位置になったと言える。自分たちが生命を謳歌できる欲求こそがエコロジーにつながるメッセージが、今回のエネルギッシュでエロスを感じさせる色彩に隠れている。エコロジーに対する解釈の転換点がそこにあった。



2)ナチュラルウッド+ビビットアクセント
 インテリア展と言うこともあり、木材を使った製品はおのずと多くなる。その中でも人の肌を感じさせるナチュラルウッドが一際目立った。勿論、それ以外にもブラウンやブラックウッドも見ることが出来るが、ナチュラルウッドはビビットなアクセントと組み合わせて新しいアプローチを試みていることがトピックとして挙げられる。

 特にビビットなトランスルーセントの樹脂と組み合わせた製品は、落ち着いたウッドの表情に対して相反するアクセントとなり存在を際立たせている。樹脂の断面は光ファイバーと同じ効果で発光することで、より印象を強めている。また、単にビビットな色を組み合わせるだけでも生活を彩る製品なる。


 エコが、何か我慢することや耐えることではなく、むしろ積極的に楽しむという前向きな姿勢がカラーに反映させているように今回のインテリアライフスタイル展では感じられた。
(tarokin)