
今年の秋から冬にかけ東京モータショーとロサンゼルスのLAオートショーを訪れる機会を得た。今年の自動車業界は各社こぞって環境対応を売りにしている。そこで昨今話題の電気車のグラフィック表現に着目してみよう。上がNISSAN 「LEAF」、推測するに電気コードをモチーフに地球に優しい仕上げ,基本的に日本車は各社こういった地球に優しいデザイン表現。対してシボレーが発表した「VOLT」、電流をモチーフに非常にエモーショナルな仕上げになっている。この差はどこから来るのか、それは単純にデザイナーの好みの差ではなく根底にある「乗り物に求める価値」に大きな差があると推測する。米国にとっての乗り物はただ単に点から点を移動する便利な乗り物では無く、点から点を移動する過程に「ドライビングエモーション」が存在するからこのようなデザインが生まれるのだろう。日本で若者のクルマ離れが騒がれる中でメーカーにとって必要なのは技術や経済性だけでなくいかに「運転する楽しみ」を提供出来るかがカギでありデザインにも大きく影響する。(SA)