サクラ散る
この言葉を聞くとあまり嬉しくない人がいるかもしれません。
でも私はこの光景が好きです。
大昔は山から神様がおりて来て、稲作のはじまりを告げる為に
サクラにちょっと泊っていったそうです。
その旅立ちにサクラ吹雪の演出をして去っていく。
まるで演歌歌手のようですね。
それにしても神様はずいぶんと派手な色をチョイスされました。
薄ピンク色。
私はこういう色にはなかなか手をだせません。
少し勇気がいるというか、こっぱずかしいんです。
でも、このサクラを見ていると少しも違和感が無いんです。
周りにある色達は
空色の背景
焦げ茶色の幹や大地
新緑の青葉
そこに薄ピンク色、なかなかできる技ではありません。
爽やかに咲いて散っていく、そんな光景を見ていると
少し色彩の勇気をもらった気がします。
薄ピンク色、使ってみると何かの神様が寄ってくるかもしれませんね。
(U3)